災害復旧が求められる背景

近年、全国各地で頻発する豪雨災害や台風による水害・土砂災害
河川の氾濫、堤防の洗掘、道路や法面の崩壊など、地域の暮らしと安全を脅かす被害が相次いでいます。
こうした緊急の災害復旧現場では迅速な応急復旧が欠かせません。
道路の寸断や堤防の決壊が長引けば、物資輸送や避難活動にも支障をきたし、二次被害につながる可能性もあります。
現場では限られた時間と資材の中で、いかに効率よくインフラを仮復旧できるかが大きな課題となり、

   ・迅速に施工できる工法
   ・コストを抑えながら確実に効果がある資材
   ・環境への配慮も備えた復旧方法

が求められています。

大嘉産業は、社会貢献を使命として「災害防止」「災害復旧」に有効な製品づくりを優先的に取り組んでいます。
ここでは、当社が提供する代表的な資材と、その活用シーンをご紹介します。

大嘉産業の主力復旧資材

🌱 バイオコンクリートマット(環境配慮型布製型枠)

    「布でつくる、スピード復旧のカタチ」

バイオコンクリートマットは、布製型枠工法を活用したコンクリート保護材です。
柔軟な布型枠にセメント系材料を充填し、現場で硬化させることで、短時間で護岸や法面の強固な保護層を形成できます。

布製型枠の特徴により、従来の型枠工や生コン打設と比べて施工が容易で、重機が入りにくい現場や不整形地でも施工可能です。
また透水性があるため、植物の生育を妨げず、自然環境への影響も最小限に抑えられます。

💡 メリット
   ・型枠工・生コン打設に比べて施工工期短縮
   ・重機不要で、施工コストを低減
   ・少人数でも施工可能で、緊急災害対応に最適

✅ 施工事例
   ・河川護岸の崩落箇所に敷設し、短期間で応急復旧を実現
   ・山間部の法面保護で降雨による土砂流出を防止
   ・橋脚周辺の法面保護として、景観を損なわず施工
   ・土のうに被せることで二次被害を防止する


🛡 TKバック(耐候性大型土のう)

  「 強くて黒い!緊急対応の頼れる味方」

—「耐候性大型土のう積層工法」設計・施工マニュアル適合品—

耐候性大型土のうは、特殊な高強度・耐候性繊維でつくられた大型の土のう袋です。
一般的な土のうと異なり、長期間の屋外設置に耐えられる耐久性を持ち、紫外線や風雨の影響で劣化しにくいのが特長です。

中に砂や砕石を充填して積み上げることで、河川護岸や堤防の補強、法面の土砂流出防止などに幅広く活用できます。緊急時の応急対策としてはもちろん、中長期的な復旧資材としても高く評価されています。

💡 メリット
   ・一般土のうに比べて交換頻度が少なく、維持管理コストを削減
   ・コンクリート構造物に比べて施工が容易で工期短縮
   ・緊急対応時には小型重機で即時施工が可能

✅ 施工事例
   ・河川堤防の洗掘対策として積み上げ、増水時の二次被害を防止
   ・豪雨による山腹崩壊箇所の応急復旧に使用し、土砂流出を抑制
   ・護岸補強に設置し、浸食を軽減


🌍 バイオエコサンクネット袋型根固め工法用袋材)

    「守るだけじゃない。自然と調和する復旧工法」

バイオエコサンクネットは、袋型根固め工法に使用する袋材です。
高強度で耐久性のある繊維を使用し、内部に玉石や砕石を充填して河川や海岸の根固めに用いられます。水流や波浪による洗掘を防ぎ、堤防や護岸を長期に安定させることが可能です。

また、バイオエコサンクネットは透水性を持つため、周辺環境に悪影響を与えず、水生生物や植生との調和が図れます。
自然環境の再生・保全が求められる現場に最適な資材です。

💡メリット
   ・コンクリートブロックや捨石工に比べ施工性が高く、工期を短縮
   ・袋材ユニット化により、施工時の人件費や重機作業を効率化
   ・自然石利用による資材コストの抑制

✅ 施工事例
   ・護岸補強として設置し、浸食を防止
   ・橋脚基礎の洗掘対策として施工し、長期安定を確保
   ・仮設道路の土留めとしての活用

備えるために
大嘉産業では 仮設資材・繊維土木・膜構造・海洋資材・保安資材 など幅広い分野を横断し、製品提供だけでなく施工・リース・デザインまでを含めたソリューションを一貫して行っています。
これにより、災害時には資材手配や仕様選定、仮設から本復旧への移行設計まで総合的な支援が可能です。
また、災害時の物資供給協定や全国に展開する事業所ネットワークを背景に、緊急時の資材供給と技術支援を迅速に行う体制を整えています。
これにより、地域特性やインフラ種別に合わせた最適資材を早期に適用し、復旧工程の短縮と品質確保を実現します。

まとめ

災害が多発する日本において、復旧資材は人命と社会基盤を守る重要な存在です。
大嘉産業株式会社の「バイオコンクリートマット」「TKバック」「バイオエコサンクネット」は、防災・復旧・環境保護を同時に実現できる革新的な資材として、これからのまちづくりに欠かせないものとなっています。

持続可能な未来を築くために、こうした資材の導入は災害に強い社会をつくる第一歩となるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. バイオコンクリートマットはどんな現場でも使えますか?
A. 重機が入りにくい現場や不整形地でも施工でき、河川護岸・法面・橋脚周辺など
  の保護や応急復旧に短工期で対応できます。

Q2. TKバックは通常の土のうと違いますか?
A. 高強度・耐候性繊維で長期の屋外設置に耐え、交換頻度が少なく維持管理
  コストを抑えることができます。

Q3. バイオサンクネットの中詰材は何を使用すればいいですか?
A. 使用する中詰材は割栗石またはコンクリート塊を想定して50㎜~人頭大程度の粒径を使用します。


お問い合わせ・資料請求

■産業資材事業部HP:http://www.daika-sales.com/
■大嘉産業HP: https://www.daika.co.jp/
■大嘉産業公式チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UC0koSL8Ej3-ZV6Q3Rm-HcrA

カタログ・資料ダウンロード
お問い合わせはこちらから
もっと、大嘉産業の『繊維土木』について知る

大嘉産業株式会社 産業資材事業部 繊維土木部

この記事をシェアする


お問い合わせ

下記フォームに必要事項とお問い合わせ内容をご入力の上、「この内容で送る」ボタンをクリックしてください。

      お急ぎの方は、お手数ですが最寄りの事業所まで直接お電話をお願いします。→ 事業所一覧はこちら

プレビューサムネイル1
プレビューサムネイル2
プレビューサムネイル3